リウマチとは、手や足、肘や膝等の関節が腫れたり痛くなったりして、進んでくると骨、関節が破壊されてくるやっかいな病気です。
人間の体には、自分自身を外敵(細菌など)から守るという仕組みがあります。これを免疫と言います。
この自分を守る免疫が、自分を外敵から守るのではなく、自分自身を攻撃して来て、主として関節をやっつけるもので、免疫異常により起こる病気です。
関節リウマチの原因は、現在のところはっきりとは判っていません。
或る体質に何らかのきっかけが重ねって免疫異常、即ちリウマチが発生するものであろうと言われています。然し、そのきっかけは、はっきりせず体調不良やストレス、喫煙、その他挙げられていますが、リウマチは遺伝する病気ではありません。
治療の第一歩は、正しい診断をしてもらう事です。その為には発症の状態、今までの症状や治療の経過、それに現在の病状を医師に詳しく説明しましょう。
医師にレントゲンや、血液の検査等を含め、正しく診断してもらいましょう。
リウマチは関節を包んでいる滑膜に始まり、軟骨から骨へと進んで行きます。その速さは、人によりまちまちです。軟骨や骨は一度破壊されると、もとに戻す事は出来ません。その為、早期に診断し、関節の破壊を防ぐ事が治療の第一目標となっています。
薬物療法には、以下のものがあり、他に手術療法、リハビリテーションがあります。
(薬物療法)
(手術療法)
滑膜切除術、関節固定術、関節形成術、人工関節置換術等、患者さんの状態に合わせて、患者さんの苦痛除去や日常生活動作の向上を目指して方法を選択しますので、主 治医に相談し、納得のいくまで話し合い判断しましょう。
(リハビリテーション)
リウマチは薬で痛み等の症状が軽くなっても、関節や筋肉の働きが悪くなる事があります。これを防ぐのがリハビリテーションです。
医師とよく話し合い、自分に合ったリハビリを行い、日常生活動作の機能をあげるように頑張りましょう。
(2015.03)
〒811-2205
福岡県粕屋郡志免町別府1-1-6
TEL 092-935-2600
FAX 092-935-3458