私は志免中学校の第1回入学生で、志免町生まれの志免町育ちです。
私を育ててくれたこの地域の皆さんに、少しでもお役に立てれば、恩返しが出来れば・・・との想いから、昭和47年現在地で八尋整形外科医院を開業し、「すべての患者さんは身内のつもりで」を合言葉に、皆で頑張ってきました。
昭和から平成に変わり、介護保険制度が生まれましたが、私は整形外科医だから、介護保険は関係ないと思っていました。
しかし、時が経つに従い、今まで馴染になっていた私より半世代上の人達で、介護保険の対象者が増えて来た現実をみて、介護に参入しないと私の想いも中途半端だと考えるようになりました。そんな中、平成12年、介護参入のために法人化が必要になり、「医療法人ワイ・エム・エス 八尋整形外科医院」と改名し、次の事業を始めました。
名 称 | 命名理由 | |
介護支援センター | 自分勝手事をするポパイの面倒をよく見るオリーブのように、介護者の面倒を見るように | |
通所リハビリセンター | 介護になってもQOL(生活の質)の高い生活を送れるようになる虹の架け橋となるように | |
デイサービスセンター | 皆さん集まって「仲良く」「楽しく」「心地よく」時間を持つ場所となるように |
数年前より、志免町では介護になるのが近いと思われる高齢者に集まってもらい、体操をしたり健康講和をしたりする介護予防事業を行っています。当院は、それを知り協力参加を申し出ました。
高齢者は、転倒しやすく、(転倒)→(骨折)→(手術・治療)→(介護)のケースが多いことから、先ずは転倒しないようにと「転倒無し」を「てんとうむし」と呼んで、当院のリハビリ室で診察の終わった土曜日の午後、10人以上の人達を対象に当院の理学療法士・看護師・その他の職員の約5人と一緒に、約2時間半、健康指導・体操・ゲーム等をする「てんとうむし教室」を行っています。
さらに志免町は、地域生きがいづくり支援事業として、町内各地区の公民館やその他の集会場に、元気で高齢の人達が、家にこもらず外に出て、体を動かし、「ロコモ」や「認知症」の予防のために、皆で集まって楽しい時間を持ちましょう・・・と、「うきうきルーム」という事業を行っています。
この「うきうきルーム」は、栄光病院と青洲会病院が採算無視で協力参加していることを知り、早速、当院も参加を申し出て、昨年より受け入れさせて頂き、志免町を大きく3つのブロックに分けたその1つのブロックを受け持ち、毎週3日間午前中、理学療法士・看護師・介護職員の基本3名体制で対応しています。
今後も、「すべての患者さんは身内のつもりで」を合言葉に、患者さんのお役に立てるように、引いては地域の人達のお役に立てるように頑張ってまいります。
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