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頭を打った患者さんのためにAdvice-1

T 一般的な注意事項

 頭を強く打った場合、意識を失ったか失わなかったか、自分で起きあがったか、気が付いた時はどこに居たか等を思い出して、医師に伝えて下さい。
 最初はあまり症状がなくても、ずっと遅れて起こってくる場合があります。2、3日は、なるべく安静にして注意して下さい。
 長距離運転や高所作業は避けましょう。翌日は必ず診察においで下さい。

U 次のような場合は、直ぐに専門医に診てもらうか当院にご連絡下さい

  • 頭痛がだんだん強くなるとき。
  • 意識・・・眠くもないのに、気が遠くなる感じがするとき。
  • 吐き気・・・1、2回吐くことはよくありますが、回数が多かったり他の症状があるとき。
  • けいれん・発熱・・・手足のひきつけや、高熱を出したとき。
  • 耳・目の症状・・・目がかすんで、物が見えにくいとき、。耳鳴りが続くとき
  • 全身倦怠感・・・体全体がだらしく力が抜けた様になったとき。集中力がなくなり新聞などが読めないとき。夜、睡眠がとれない日が続くとき。

V 乳幼児の場合の注意事項

 頭を強く打った場合、特に子どもさんの場合、家族の者は心配なものです。一般的に、こども・乳幼児の場合、自分で症状を的確に説明することは出来ません。従って、お母さんや家族の人達は、次のようなことを注意しましょう

  • 頭を打って直ぐ泣いたかどうか。
  • けがをする前と機嫌は変わらないか、おこりっぽくなったり、話をする時声が小さくなったり、声に元気があるかどうか。
  • けがをする前と食欲は変わらないか、食べる量が減っていないか、おいしくなさそうに食べてないか。
  • 表情や体の動きが変わらないか、何か妙におとなしくなったりしていないか。
  • 赤ちゃんの泣き方がいつもと変わらないか、特に激しく泣く様になっていないか、泣き声に元気がない様になっていないか。

 私は脳外科の専門医ではありませんが、頭を打った患者さんもよく受診されます。何か所見があれば、直ちに脳外科専門医に紹介しますが、特別の所見が無い場合、上記のパンフレットを手渡しています。

(2008.06)

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